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【インタビュー記事】6,600万の資金調達を実施、店舗管理SaaSサービス「カンリー(Canly)」を展開する株式会社カンリーとは?!

株式会社カンリーは、7月27日著名エンジェル投資家ら11名により6,600万円の資金調達を発表、GoogleマイビジネスとSNSアカウントを一括管理する店舗管理SaaSサービス「カンリー(Canly)」の提供を開始しました。

今回は、代表取締役の辰巳さんに「カンリー」のサービス概要や今後の展望、そして今回の資金調達についてお話を伺いました。

リリット001

―辰巳さん、本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。

―まず初めに今回リリースされた店舗管理SaaSサービス「カンリー」について教えてください。
株式会社カンリーは私と秋山(大学時代の友人)が元商社マン × 元銀行員の共同創業で設立しました。ビジネスマン時代の原体験から宴会幹事代行サービスや社内宴会のためのお店探しプラットフォーム「Canly」を立ち上げました。

その経験から全国の主に飲食店におけるMEO対策サービス「MEOクラウド」を展開していたのですが、飲食業界をはじめとした店舗経営者らとの接点から課題を聞き生まれたのが今回リリースした「カンリー」なんです。

「カンリー」はGoogleマイビジネスや各SNSの店舗アカウントを⼀括管理することで、管理・運⽤コストの削減、データ分析により店舗運営上の課題を特定し施策の改善につなげる店舗管理クラウドサービスです。

リリット002

―なるほど!ユーザーの声をうけて生まれたサービスが「カンリー」なのですね。実際にはどのような課題やニーズがあったのでしょうか?また特徴などはありますか?
そうですね、20-30店舗以上の展開をされている企業が現在は主に対象になるのですが、やはり課題は店舗数があるゆえ媒体の管理です。今回のコロナ感染拡大状況において、特にそこに対して苦労されているユーザーさんの声が高まりました。

例えば、店舗の営業時間を変更しなくてはならない場合、これまでであれば店舗ごとに全アカウントにログインをして営業時間を修正していくという作業が発生します。

単純に300店舗ある企業様であれば、1店舗ずつログインをして作業を行わなくてはいけません、またGoogleマイビジネスやFacebookなどのSNSといったように現在、企業が持つ媒体も増加していますよね。

そういったことも含めて考えると、莫大な運用工数がかかってきますし、コロナ感染拡大状況においては、刻々と状況も変わっていく中で正しい情報がお客さんに届けられていないということもあったようです。

特徴としては、上記でもご紹介した店舗情報を一括で管理できること、そしてGoogleマイビジネス運用の大きな課題として、悪質に店舗情報を改ざんされるリスクがあるのですが、カンリーでは情報の改ざんを自動でブロックする機能を提供しているため、防ぐことが出来ます。

また、店舗ごとのデータ分析だけではなく全店舗を横断して比較分析することが可能です。そして、誰でも簡単に使うことができるというところにもこだわりました。手軽に導入いただき、ご利用いただけると思います。

―一括管理だけではなく、情報の改ざん防止やデータ分析なども可能なのですね!店舗数が多い企業ほどそういった課題やニーズを抱えていると思うのですが、どのような企業が導入されていますか?また導入手順はどのようになるのでしょうか?
現在まで飲食店、マッサージ、メガネショップ、カラオケ、美容院など、幅広い業種・大手企業を中心に、1,500店舗以上もの導入が決定しております。導入に関しては、難しいことは特にありません。

リリット003

―このコロナ禍において短期間で導入可能という点も利用側からすると導入しやすいですね。続いては、今回の発表された資金調達における背景や今後の展望について、教えてください。
資金調達の背景としては、シナジーというところが大きいです。11名のエンジェル投資家の方は、親和性のある方々でして、例えば共同代表による経営手法や、SaaSの攻め方や営業の作り方をなどといったサポートを日頃から、指導いただいている方たちです。

そういった関係から「自由にやってよ!」みたいな感じで(笑)皆さん、モノを言わない株主と言いますか、自由度の高い経営をさせて頂いているのでありがたいです。

今後は、エンジニア、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス領域を中心にした採用の強化。それに加えて、我々の強みは蓄積していく「データ」だと思っています。

例えば、眼鏡屋さん、カラオケ、ショッピング施設、各媒体からの「口コミ」や「位置情報」、「アクション」などのビックデータを分析して、経営に役立てることで、新たな店舗施策の立案など、店舗ビジネスの顧客価値向上を実現していきたいと考えています。

―最後に、今後さらなる事業拡大が期待されるカンリーですが、辰巳さん自身が経営者として意識されることなどあれば教えてください。
はい、商社時代はプレーヤーとして動いていたので、自分でどんどんやっていくタイプでした。しかし、経営者になってみると、やはり大きなビジネスやるときにはチームで動いているので、マネジメントみたいなところは感じていますね。

各々能力や年齢、性別も違うことはもちろん、現在は30名ほどの従業員ですが、大手企業の出身者から起業経験者などバックボーンも様々なメンバーが集まっています。

なので、チームとして結果を出していく事は常に考えていますね!僕たちリリットのミッションとして“次世代のインフラを創る”というのがあるのですが、これからもITにおける必要不可欠なサービスをこれからもひたすら創り続けていきたいと思います。

―辰巳さん、本日はありがとうございました。
ありがとうございました。

<会社概要>
社名:株式会社カンリー
共同代表者:代表取締役 Co-CEO 秋山 祐太朗 / 辰巳 衛
設立:2018年8月15日
所在地:東京都渋谷区渋谷1-8-3 TOC第一ビル7F
資本金:456,470,000円(資本準備金含む)
HP URL:https://biz.can-ly.com
<辰巳さんプロフィール>
●代表取締役 Co-CEO(共同経営) 辰巳 衛
2015年早稲田大学理工学部卒業。新卒にて双日株式会社に入社。リスク管理部門にて会社買収に関わる支援に従事。その後、営業部に異動し国内外の空港M&Aに携わる。24歳(社会人2年目)で米国公認会計士(USCPA)試験合格。現在、ワシントン州の米国公認会計士資格保持。
Twitter:https://twitter.com/maamorun
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000037205.html
株式会社カンリー:https://biz.can-ly.com

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