これが基本!【スタートアップのための資金調達】3つの方法とは?
スタートアップのための資金調達方法とは
起業の際に必要になる「お金」。
資金調達が必要ない、“自己資本”が潤沢にあるレアなパターンを除けば、資金調達は経営者にとって重要なミッションの一つとなります。
この記事では、スタートアップにオススメの資金調達方法を紹介します。
資金調達方法は大分類すると3パターン
「アセットファイナンス」
=会社(あるいは経営者)が所持している持つ有形・無形の資産を資金化する方法です。
スタートアップの場合、これから起業するケースも多いのでそもそも資産を持っているケースは少ないことが多いですが、「将来的にキャッシュになる権利」などを持っていれば活用が可能です。 アセットファイナンスの代表的な例として不動産を担保とした銀行融資が有名ですが、その他にも売掛債権(ファクタリング等)、金融資産(保険・株式)、知的財産権(特許、実用新案、意匠、商標)など将来的にキャッシュフローを生む資産であれば基本的に全てアセットファイナンスの対象になります。
「デッドファイナンス」
=銀行借入や債権発行などの負債によって資金調達をする方法で、調達先のバリエーションも様々です。王道は銀行からの融資ですが、銀行ではなくとも自治体の制度融資や日本政策金融公庫等の公的金融機関、家族や友人など借入先は豊富です。また、利息は税務上の損金として扱われますので、税金を抑える効果もあります。一方で、基本は「誰かから借りたお金」になりますので、自己資本に占める借入金の比率が多い状態が続くのは信用力低下に繋がります。また返済・利息分は将来のキャッシュフローが減少します。
「エクイティファイナンス」
=株式交付と引き換えに出資を受けて資金調達をする方法で、基本的に調達した資金の返済義務が発生しません。また、調達した資金は自己資本に充てられるため、財務も良く見えます。ただし、株式を出資者に保有されるケースがある点や出資分のリターンを求められるケースもあります。中小企業庁からも基礎情報が出ています。
この3パターンを細分化していくと30種類以上の方法があります。
資金調達は多種多様な方法がありますが、スタートアップ、ベンチャー、中小企業問わず、「これが必ず正解」というものはありません。
すべての資金調達方法にメリットとデメリットがあり、また事業目的やビジネスモデルに応じて最適な方法を選択することが必要とされます。自己資金ですべて賄えるのであればベストですが、自己資金では出来ないことや資金調達をすることで増える選択肢も多くなります。
様々な資金調達方法を、メリット・デメリットなどを把握し、起業また経営に活用していきましょう。スタートアップにオススメの資金調達とは
スタートアップ企業とは、これまでになかったアイデアや発想、ビジネスモデルなどで市場を開拓する、創業したての企業を指します。最近ではAIやロボット、フィンテックなど様々な“新しいもの”を世の中に広めるべく創業された企業が多い印象です。
スタートアップは多くの資金が必要となりますが、実績や将来性が不透明なことから、銀行からの資金調達(融資)が難しい場合が多いため、EXPACTではエクイティファイナンスを中心に資金調達をオススメしています。
おすすめは3つです。
ベンチャーキャピタルからの出資
スタートアップ企業など投資し、IPOやM&Aなどエグジットするタイミングで売却益を得ることを目的とした機関です。基本的にはベンチャーキャピタルからの出資は、返済義務がありませんので、事業内容や将来性に合わせた資金調達を行うことができます。また、これまでの投資実績や経験に基いたアドバイスやサポートを受けられることも多く、経営の一助としても活用できます。
一方で、ベンチャーキャピタルは安定的な株主であり続けることを約束するものではありませんので、資本をベンチャーキャピタルだけに頼ってしまうのはリスクになります。
個人投資家(=エンジェル投資家)からの出資
エンジェル投資家は、創業間もない企業に対し資金を個人として供給する人です。投資の見返りとして株式や転換社債を受け取ることが一般的ですが、エンジェル投資家でグループを形成し、共同出資を行うケースもあります。
エンジェル投資家は、元起業家もいれば銀行・証券出身者、経営コンサルタントなど様々で、資金供給の代わりに深く経営関与するようになるなど、求めるリターンも人それぞれのため、出資を受ける前によく見極めることが大切です。
株式投資型クラウドファンディング
インターネットサイトを通じて、広く出資を募る仕組みです。サラリーマンなどでも投資しやすい、一口数万円から投資可能な仕組みで、パトロン(支援者)が多いほどまとまった資金を調達しやすくなります。資金を集めるためには、会社の将来性や可能性を十分に伝えて多くの協賛を得られるようにしなければなりません。
またエクイティファイナンスではありませんが、
・日本政策金融公庫の資本性ローン(デッドファイナンス)なども人気です。
政府系金融機関である日本政策金融公庫は、スタートアップを含む中小企業やベンチャー企業への融資制度は様々ありますが、起業家向けの「創業融資制度」や「新事業活動促進資金」などもあり、低金利でまとまった資金を調達できることが魅力です。
デメリットとして審査項目が多く、審査承認まで時間を要するためスピード感はありませんが、リスクを抑えて資金調達するなら手段としては優秀です。
ここに、国や自治体からの補助金や助成金も絡めると財務を強くすることが可能です。
詳しくはこちら。
スタートアップは特に資金調達が必要な一方資金調達の環境が整っていないため、様々な手段を組み合わせて最善の調達プランを設定していきましょう。
EXPACTでは、特にスタートアップ企業への資金調達を強みとしており、実績・経験も多数ございます。資金調達成功に向けて、パートナーを探している、また詳しく話を聞いてみたいという方はお問い合わせください。
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