親しみやすさにこだわり、漢方の普及に挑戦する株式会社+kampoとは?
従来の漢方のイメージを覆し、親しみやすさのある商品と、ユーザーに寄り添ったサービスを展開する+kampo株式会社。今回は、同社の代表取締役社長であり薬剤師の笹森有起さんにお話をお伺いしました。漢方にかける想いと、サービスの魅力、さらには採用についてのお話を取材しました。
( ▲タイトル画像:笹森有起さん)
▼株式会社+kampoの資金調達情報
-笹森さん、本日はよろしくお願いします。
--よろしくお願いします。
-まず初めに、+kampo株式会社の設立背景をお聞かせください。
--はい。弊社は2019年に設立しまして、現在3年目を迎えるスタートアップです。主な事業として、「+kampo」というサービスを展開しています。
+kampoは、簡単な問診に答えるだけで、心身をいたわることのできる漢方薬の購入と、薬剤師によるチャット/オンライン面談が受けられるサービスです。自分で選ぶ必要がなく、継続的なサポートが受けられるのが大きなポイントです。
設立背景といたしましては、私自身、実は元々薬剤師をしておりまして、働く中で、漢方の魅力や素晴らしさに引き込まれたのがきっかけです。
漢方は、中国から流入してきて日本で発展したと言われていて、天然の素材を原料にした生薬の組み合わせで構成される医薬品です。西洋医学的な、化学物質で調合された医薬品と比べて、対処療法ではなく身体本来の自然治癒力を高めるように作用する特徴を持ち、副作用が少なく安全性が高いのが魅力だと思います。
日本でも、近年健康増進のムードも高まっていることから、漢方の市場も年々増加傾向ではあるかなと思います。
ですが、漢方はどれを服用するか迷ってしまうということや、種類も本当に豊富にあるため、一般の方々が購入するのにはまだハードルがあるのかなと思います。
ここから先は
¥ 100