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沖縄県のスタートアップがアツい!起業地としての強みや沖縄県の創業支援、スタートアップシーンを紹介

日本の代表的な観光地として国内外から多くの観光客が訪れる沖縄県ですが、現在スタートアップ市場が特に盛り上がっていると言われている地域でもあります。

この記事ではスタートアップ市場が活性化している沖縄県について、ビジネス拠点としての沖縄県の強み、沖縄県の創業支援、スタートアップシーンについて紹介しています。ぜひご覧ください!


ビジネス拠点としての沖縄県

沖縄県は日本の首都圏から離れているため、ビジネスの拠点として不便な位置にあると考えられがちかもしれません。しかし沖縄県は、ビジネスの場としても最適な強みがあります。

アジアの巨大な市場にアクセスしやすい沖縄県

沖縄県は日本国内にありながら、ソウル・香港・台北・マニラなどのアジアの主要都市に約4時間以内にアクセスが可能な位置にあります。ビジネスシーンとして東南アジア市場が注目される中、東南アジアにアクセスしやすい位置にある沖縄県はビジネス拠点として注目されています。また、沖縄県の出入り口である那覇空港は羽田空港・関西国際空港と並んで24時間運用されている高機能な空港です。沖縄県での起業はアジアの巨大な市場をターゲットとしたビジネス展開が見込めます。

震災時のリスク分散が可能

日本は地震など自然災害が多い国です。関東から九州まで幅広い範囲で強い揺れと津波の被害が予想される南海トラフ地震や、首都中枢機能への被害が予想される首都直下地震はどちらも今後30年以内の発生確率が70%と言われています。沖縄県は首都圏をはじめ日本の主要都市から約1,000キロ離れているため自然災害が発生しても同時被災のリスクを軽減することが可能です。

日本で一番若い地域

沖縄県は居住者の平均年齢が43.3歳と、日本で1番若い県です。さらに若年者人口比率、人口増減率共に日本1位です。少子高齢化が加速し、若い労働力の確保が企業の重要な課題となるなかで、沖縄県は日本で唯一人口が増えている数少ない地域です。若い労働力が豊富であり確保しやすい地域です。

また、沖縄県はふるさと志向が高い地域でもあります。沖縄県の新規学卒者のうち約74%が県内就職を希望しており、沖縄県出身の多くの若者が県内に留まることを希望しています。

起業意識の高い沖縄県

実は、沖縄県は開業率が8.8%と日本1位の地域であり、起業意識の高い地域です。また沖縄県に移住を希望している人の17.4%が起業目的なのです。もともと起業風土の存在する沖縄県ですが移住者も含め起業意識の高い地域であり、起業家と繋がりやすい地域ともいえます。


沖縄県のスタートアップ支援

沖縄県の経済特区

沖縄県には5つの経済特区があります。経済特区とは、地域や国全体の経済発展の推進を目的に、他の地域とは異なる税制上の優遇措置や規制緩和など特別な措置を受けられる特定の地域のことです。沖縄県の各地域で国税、関税、地方税の優遇措置を受けることが可能です。

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起業家にやさしい町

沖縄県は「起業家にやさしい町」として様々な起業支援策を実施しています。
沖縄県は企業支援策として事業に係る機械及び装置、建物、土地の固定資産税を5年間課税免除する固定資産税課税免除や、市民を雇用した際に市民一人につき10万円を支給する市民雇用奨励金などを打ち出しています。また、起業資金の調達を支援するために沖縄市小口資金融資制度や、沖縄県融資制度、ふるさと融資などを実施しています。

積極的にIT産業を誘致

沖縄県といえば観光業が盛んなイメージですが、沖縄県はIT産業の誘致・支援を積極的に行っています。
沖縄県が策定した「沖縄21世紀ビジョン」によると、情報通信産業の立地促進や県内立地企業の高度化・活性化、多様な情報系人材の育成・確保やITインフラの整備などを大きな項目としてIT産業振興政策を明確に打ち出しています。このようなIT産業振興政策もあり、沖縄県へ立地したIT関連企業は増加しています。2021年9月10日時点で沖縄に立地したIT関連企業数は496社で、過去最高を記録しています。

これからの沖縄県は、観光業だけでなくIT産業も強い地域になることが見込まれます。

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産学官連携をさらに強化

2022年の12月、スタートアップ市場をさらに活性化させるために県内外の45団体が加盟する「おきなわスタートアップエコシステム・コンソーシアム(共同体)」が発足しました。スタートアップ・エコシステムの創出を目的として行政や公的機関、大手企業や大学など今まで以上に産官学の連携を強化する予定です。


沖縄県のスタートアップシーン

スタートアップ市場が盛り上がっている沖縄県には、起業家が集まるハブのような場所が増加しています。

沖縄県沖縄市に位置するコザスタートアップ商店街は、シャッター街だった商店街を新しく作り替え、オープンイノベーション拠点として起業家の集まる商店街にしたものです。起業支援施設やシェアオフィス、県外企業のサテライトオフィスといったビジネスの場に加え、エンジニア向けのシェアハウスやワーケーション向けホテル、コーヒー専門店や個性的で多分野の人が集まるソーシャルバーなどの交流の場で構成されています。施設に加えて、起業家を育成するためのプログラムを開催したり、企業を支援する体制、環境が揃っていること、起業家や投資家を商店街に集めることで起業の成功率をあげています。

観光地として有名な石垣島でもスタートアップは盛り上がっています。「島から世界を面白く」をコンセプトにした、チャレンジ石垣島は日本最南端のイベント&コワーキングスペースを提供しています。石垣島でも快適にリモートワークやワーケーション勤務ができるように、テレワーク環境が整備されています。「島から世界を面白く」というコンセプトのように、世界で働く人を受け入れるチャレンジ石垣島では美しい島の眺めと新しい価値観に触れながら新しいコミュニティへの参加や情報交換を通して仕事への相乗効果が期待できます。

終わりに

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回は、スタートアップとしての沖縄県の強みや、沖縄県の起業支援、スタートアップシーンなどをご紹介しました。

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沖縄県でのビジネス経験がお有りの方や、沖縄県出身でスタートアップを考えている方、資金調達成功に向けてパートナーを探している方、詳しく話を聞いてみたいという方は、ぜひこちらからお問い合わせください。


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